パンクもしてないのに、走行中に車がガタガタ揺れるんだけど、原因って何かな?故障して事故とか起こさないか心配だな…
車の走行中にガタガタと振動する原因は多岐に渡りますが、放置しておくと重大な事故に繋がるリスクがあります。
そこで今回は「走行中に車がガタガタ揺れる原因9選」を徹底解説していきます。
本記事を読むことで、車がガタガタと振動する原因が分かり、適切に対処できるようになりますよ。
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走行中に車がガタガタ揺れる原因
結論から言うと、パンクしてないのに走行中に車がガタガタ揺れる原因は以下の通りです。
- タイヤの偏摩耗
- ベアリングの摩耗
- アライメントのズレ
- ホイールナットの緩み
- サスペンションの劣化
- タイヤの空気圧不足
- ブレーキローターの歪み
- エンジンマウントの劣化
- プロペラシャフト/ドライブシャフトの不具合
順番に見ていきましょう。
ガタガタ揺れる原因①:タイヤの偏摩耗
車の走行中にガタガタと揺れる原因のひとつに、タイヤの偏摩耗が挙げられます。タイヤは、地面と直接接触する重要なパーツであり、偏摩耗が進むと走行時の安定性が損なわれ、振動が発生しやすくなるのです。
偏摩耗が生じる原因には、主に「アライメントのズレ」「空気圧不足」「サスペンションの劣化」などが考えられます。特に空気圧不足は偏摩耗の大きな要因となり、空気圧が低すぎると接地面が均一でなくなるため、摩耗が一部に集中してしまうのです。また、アライメントがズレているとタイヤが正常な角度で回転せず、摩耗が偏ることがあります。
タイヤの偏摩耗が進行すると、振動だけでなく、燃費の悪化やブレーキ性能の低下も引き起こします。このため、定期的にタイヤの状態をチェックし、早めに交換やメンテナンスを行うことが重要です。
ガタガタ揺れる原因②:ベアリングの摩耗
次に考えられるのが、ベアリングの摩耗です。ベアリングはタイヤと車体の間で回転をスムーズにする役割を担っています。しかし、走行距離が増えると少しずつ摩耗が進み、異音や振動の原因となることがあります。
摩耗が進行したベアリングは回転時に抵抗が生まれ、これが振動として伝わり、車がガタガタと揺れるように感じられるのです。特に高速走行時に振動が強く感じられる場合は、ベアリングが摩耗している可能性が高くなります。
定期点検や異常音の早期発見が重要で、異常を感じた際には早めに交換を検討することが望ましいです。ベアリングの不具合を放置すると、タイヤの脱落リスクや車体の損傷を招く恐れもあるため、安全のためにも早期の対応が必須です。
ガタガタ揺れる原因③:アライメントのズレ
車のガタガタ揺れの原因の三つ目として、アライメントのズレが考えられます。アライメントとは、タイヤの向きや角度を正確に調整することを指します。正しいアライメントは車の安定性や操縦性に大きく影響し、ズレが生じるとタイヤの摩耗が偏り、走行中の揺れや振動の原因となるのです。
アライメントのズレは、段差や舗装の悪い道路を走行することで起こりやすく、知らず知らずのうちにズレが進行する場合があります。また、アライメントがずれた状態での走行は、他のパーツにも負荷がかかるため、早めの調整が重要です。
ガタガタ揺れる原因④:ホイールナットの緩み
次に、ホイールナットの緩みも走行中のガタガタ揺れを引き起こす原因となります。ホイールナットはタイヤを車体に固定する重要なパーツで、これが緩むとタイヤがしっかりと取り付けられなくなり、走行時に振動や異音が発生します。
ホイールナットが緩む原因には、タイヤ交換の際にしっかりと締め付けられていなかったり、長期間使用による緩みなどが挙げられます。特に高速走行や悪路での走行中に、ホイールナットの緩みがあると、振動が激しくなるだけでなく、タイヤが外れる危険性もあるため、非常に危険です。
ガタガタ揺れる原因⑤:サスペンションの劣化
さらに、サスペンションの劣化も車がガタガタと揺れる原因です。サスペンションは、タイヤと車体をつなぎ、衝撃を吸収する役割を持つパーツで、長年の使用によって徐々に劣化していきます。サスペンションが劣化すると、衝撃を十分に吸収できず、道路の凸凹をそのまま振動として伝えることになります。
特に走行距離が10万キロ以上になると、サスペンションの劣化が目立ち始め、揺れや不安定な走行感が感じられることが増えます。
サスペンションの劣化は、定期的な点検と交換によって改善できるため、異常を感じた際には早めに交換を検討しましょう。
ガタガタ揺れる原因⑥:タイヤの空気圧不足
車の揺れの原因として、タイヤの空気圧不足も考えられます。空気圧が不足すると、タイヤが道路に均一に接地せず、走行時に振動や揺れが発生しやすくなるのです。また、空気圧が低い状態での走行は、燃費の悪化やタイヤ寿命の短縮にもつながります。
特に長距離を走る前や気温が大きく変動する時期には、タイヤの空気圧チェックが欠かせません。空気圧は通常、指定された圧力値を維持することが推奨されています。例えば、指定された空気圧が2.4バールである場合、それよりも低い値だと揺れが増加する可能性があります。
ガタガタ揺れる原因⑦:ブレーキローターの歪み
ブレーキローターの歪みも、車が走行中にガタガタ揺れる原因のひとつです。ブレーキローターは、ブレーキをかけた際に摩擦を生み出す重要な部品で、長時間の使用や過剰なブレーキ操作により歪みが生じることがあります。この歪みがあると、ブレーキをかけるたびにタイヤが不規則に揺れ、車全体がガタガタと揺れるようになります。
特に急ブレーキや長い下り坂での連続ブレーキを多用することでローターが熱を持ちやすく、歪みが発生しやすくなります。また、ローターの歪みが進行するとブレーキパッドも偏摩耗し、さらに振動が増幅する原因となるため、早期の対処が必要です。
ブレーキローターの歪みは専用の工具で測定が可能で、必要に応じて研磨や交換を行うことで、振動を抑えることができます。異常な揺れを感じた際には、早めの点検を行いましょう。
ガタガタ揺れる原因⑧:エンジンマウントの劣化
エンジンマウントの劣化も、走行中のガタガタとした揺れに影響を及ぼす原因となります。エンジンマウントは、エンジンと車体を固定し、エンジンの振動を抑える役割を持つパーツです。しかし、長期間の使用や過酷な走行条件によって劣化が進むと、エンジンの振動がそのまま車体に伝わり、走行中の不快な揺れとして感じられることがあります。
エンジンマウントが劣化すると、アイドリング時に特に強い振動が感じられることが多く、加速時にも揺れが増幅します。エンジン周辺からの異音が増えることもあり、劣化が進行すると車の走行性能にも悪影響が出るため、定期的なメンテナンスが重要です。
ガタガタ揺れる原因⑨:プロペラシャフト・ドライブシャフトの不具合
最後に、プロペラシャフトやドライブシャフトの不具合もガタガタ揺れる原因として挙げられます。これらのシャフトは、エンジンの動力をタイヤに伝達する重要な部品で、特に四輪駆動や後輪駆動の車に搭載されています。このシャフトに異常があると、駆動力が不均一に伝わり、走行中の振動や揺れが発生しやすくなります。
プロペラシャフトやドライブシャフトの不具合は、主に摩耗や接続部のゆるみから生じます。摩耗が進行するとシャフトがぶれ、これが振動の原因となるのです。また、高速走行や悪路走行時に振動が増加することが多く、異常が発生した場合には早急に修理が必要です。
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走行中に車がガタガタ揺れる事象を放置すると事故の危険性あり
車が走行中にガタガタと揺れる現象を感じた際、単なる振動として見過ごしてしまう方も少なくありません。
しかし、この揺れを放置することで事故につながるリスクがあるため、早急な対策が必要です。特に、タイヤやサスペンション、ブレーキといった車の重要な部品が原因で発生している場合、これらの劣化や異常をそのままにしておくと、走行中の制御が効かなくなる可能性も高まります。
まず、ガタガタとした揺れが発生する原因のひとつであるタイヤの偏摩耗は、放置することで急ブレーキ時や雨天時の制動距離が大幅に伸び、ブレーキ距離が1.5倍以上になるケースもあります。タイヤが正常に接地しないことで摩擦が低下し、車の安定性が損なわれるため、緊急時のブレーキ操作に影響を及ぼすのです。
また、タイヤの摩耗が偏って進行すると、高速走行時にタイヤが破損する危険性があり、最悪の場合バーストを引き起こす可能性もあります。バーストによって車が不安定になれば、重大な事故につながる恐れがあるため、早めのタイヤ交換が重要です。
次に、サスペンションの劣化も事故リスクを高める要因です。サスペンションが劣化していると、道路の凹凸をうまく吸収できず、車全体に振動が伝わりやすくなります。特にカーブや悪路を走行する際、車の安定性が失われ、ハンドル操作が不安定になることで、走行ラインがずれてしまう危険性があります。
これにより、対向車線への逸脱やガードレールへの接触など、事故のリスクが増加します。年間を通して、サスペンションの不具合が原因で発生する事故は多数報告されており、安全のためにも定期的な点検が推奨されます。
さらに、ブレーキローターやエンジンマウントの異常も見逃してはいけません。ブレーキローターが歪むと、ブレーキをかける際に不均一な摩擦が発生し、制動力が弱まることがあります。また、エンジンマウントの劣化により、エンジンの振動が車全体に伝わると、操作時の微妙な制御が困難になり、特に混雑した道路や都市部の運転で事故の危険性が高まります。
このように、車のガタガタ揺れは単なる不快感ではなく、安全性に直結する重大なサインです。日常的なメンテナンスや異常を感じた際の迅速な対応が、事故防止のために不可欠となります。
走行中に車がガタガタ揺れる時の解決策
次に、走行中に車がガタガタ揺れる時の解決策を解説していきます。
- 自分で修理をする
- 修理業者へ依頼する
- 壊れる前に売却する
順番に見ていきましょう。
解決策①:自分で修理をする
走行中に車がガタガタと揺れる場合、まず考えられる解決策のひとつが自分で修理を行うことです。自身で修理をすることで費用を抑えつつ、必要な箇所のメンテナンスを行えます。特に、タイヤの空気圧調整やホイールナットの締め直しといった簡単なメンテナンスは、自分で対処できる場合が多いです。車のガタつきがタイヤの空気圧不足からきている場合は、指定された空気圧まで適切に調整するだけで、振動を軽減できます。
さらに、ホイールナットの緩みも自分で確認し、締め直しが可能です。ホイールナットの緩みが原因でガタガタと揺れる場合、専用のトルクレンチを使用して適切なトルクで締め直すことが推奨されます。この作業は、基本的な工具があれば可能で、定期的に確認するだけでも予防になります。
ただし、タイヤの偏摩耗やブレーキローターの歪みといった、専門的な工具や技術が必要な修理については、自分で修理するのが難しい場合があります。このようなケースでは、あくまで基本的なチェックと小さな修理にとどめ、大がかりな修理は専門の修理業者に依頼する方が無難です。安全性を確保するためにも、技術が不足していると感じたら無理をせず、プロのサポートを受けましょう。
解決策②:修理業者へ依頼する
次に、走行中の揺れが大きい場合は修理業者へ依頼するのが確実な解決策です。修理業者に依頼することで、正確な診断と適切な修理を受けられるため、安全面でも安心感が得られます。特に、サスペンションの劣化やベアリングの摩耗といった専門的な修理が必要な場合には、自分で修理するよりも業者に任せる方が信頼できます。
修理業者に依頼する場合の費用は、部品の交換や工賃を含めると数万円程度から数十万円までかかることもあります。また、修理業者は専用の診断機器を使用して精密な点検を行うため、車の不具合の原因を明確に特定できる点も大きな利点です。
さらに、業者で定期的な点検を受けることは、早期発見・早期対応につながり、長期的にみればメンテナンスコストの削減にも役立ちます。ガタガタとした揺れの原因が複数ある場合や、異音も発生している場合には、プロの修理業者に相談して適切な修理を受けることが望ましいでしょう。
解決策③:壊れる前に売却する
車のガタつきが頻繁に起こり、修理に多額の費用がかかる場合は、思い切って壊れる前に売却するという選択肢も検討すべきです。
特に走行距離が10万キロを超えていたり、複数の部品が劣化している車両は、修理費用が車の市場価値を超えることも少なくありません。このようなケースでは、早めに売却し、別の車両に買い替えることで、将来的なメンテナンス費用の負担を軽減できます。
売却するタイミングとしては、部品の劣化が進んで車両の価値が大幅に下がる前が理想的です。中古車査定では、年式や走行距離だけでなく、車の状態が価格に大きく影響します。売却前に簡単なメンテナンスを行うことで、査定額が上がる場合もあります。特に、タイヤやエンジンマウントの交換が必要であれば、それを見越した修理を避け、早めに売却することで費用を抑えつつ、買い替え資金を確保することが可能です。
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車のガタガタ振動を修理するより買い替えの方がお得なケースもある
車の走行中にガタガタとした振動が発生すると、不快なだけでなく、安全性も低下するため、多くの方が修理を検討します。しかし、修理費用が高額になるケースでは、買い替えを検討することも一つの選択肢です。
特に走行距離が多い車や、複数の部品に問題が生じている場合、修理にかかるコストが新車や中古車への買い替えよりも高くなることがあるため、どちらが得か慎重に判断する必要があります。
まず、車の寿命に関して考慮すべきは走行距離です。一般的に、10万キロを超えた車はさまざまな部品の劣化が進行し、定期的なメンテナンスや交換が必要になることが多いです。タイヤやサスペンション、ブレーキなど、走行中の振動に関わるパーツが劣化するたびに修理を行うと、都度数万円以上のコストが発生します。
例えば、サスペンション交換には10万~20万円かかることが多く、さらにエンジンマウントやドライブシャフトの交換も重なると、最終的には20万円を超える出費が見込まれます。
また、車種や年式によっては、修理費用が車両本体の残存価値を上回る場合もあります。特に年式が古い車では市場価値が低いため、修理したとしても価値の回復が難しいケースが多いです。中古車市場での評価額が低くなるため、売却価格も期待できません。こうした車両に高額な修理費用を投じるより、新しい車に買い替える方が費用対効果が高く、将来的なメンテナンスコストの削減にもつながります。
車の買い替えを検討する際には、維持費や燃費の向上も考慮すると良いでしょう。最新モデルでは燃費性能が向上しているケースが多く、特にハイブリッド車や電気自動車(EV)は燃料費の節約が可能です。燃費が悪く、ガソリン代がかさむ古い車から、新しいモデルに切り替えることで、年間数万円以上の節約が期待できます。また、新しい車両は故障リスクが低く、保証期間内であれば修理費用も抑えられるため、トータルコストで考えた場合にお得です。
車の振動が頻発し、部品の劣化が進んでいる場合には、一度専門の査定業者に相談してみるのも良い方法です。現在の車両価値と修理にかかる費用を比較し、買い替えが適しているかを確認できます。状況によっては、買取業者が車両を引き取ってくれることで、買い替え資金に回せることもあるため、査定を活用しながら賢く選択することが大切です。
このように、車の振動を修理するか買い替えるかを検討する際には、修理費用・残存価値・維持費を総合的に見て判断することが重要です。
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走行中に車がガタガタ揺れる原因:まとめ
- タイヤの偏摩耗
- ベアリングの摩耗
- アライメントのズレ
- ホイールナットの緩み
- サスペンションの劣化
- タイヤの空気圧不足
- ブレーキローターの歪み
- エンジンマウントの劣化
- プロペラシャフト/ドライブシャフトの不具合
走行中に車がガタガタ揺れる原因は上記の通り。
ガタガタと振動している時点で要対処です。人間のように自然治癒はしませんので、事故になる前に修理を行いましょう。
また、修理を行わずに売却するという方法もあります。仮に寿命だとしたら、修理してもまた故障して修理が必要になるので、ひどくなる前に売却するほうがお得ですよ。
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